ただの言葉

愉快なオタクになりたい

アルバムNEVERLAND全曲レビュー

お題「NEWS「NEVERLAND」レビュー」

 ついにアルバムNEVERLANDが発売になりましたね。私はフラゲ日の朝6時に拾いに行きました。初めてタワレコオンライン使ったのですが、聞くところによれば深夜の1時半には最寄りのセブンイレブンに届くようで。タワレコオンライン強すぎでは?どうでもいいね、硯です。

今年初めてろじこさんのレビューお題に参加させていただきます。去年みなさまの語彙力と愛とセンスに溢れたレビューを読んで「来年こそは絶対に…!」と思っていたので、今年こうして参加させていただけてとても嬉しいです。

 

NEVERLANDを聞いての私の感想をざっとまとめると「こんにちはNEVERLAND!ありがとうNEVERLAND!世界って美しい!!世界って神秘的!!とりあえず地球は自転と公転を繰り返してくれてサンキュー!!!これからもよろしくな!!!!」って感じなんですけど。流石にね、こんなんじゃ謎が深まるばかりなのでね。少ない語彙を捻り出してまともに見えるレビューを完成させたいと思います。

 

が、その前に1つ宣伝~。

実は今、勝手に加藤シゲアキソロパート大賞ver.NEVERLANDを開催しています。お察しの通り(たぶん)Hey! Say! JUMP界隈で賑やかだったあの企画に全力で乗っかっております。もはや乗っかりは私のお家芸です。

ちなみにわたしのお友達がこれの小山さん版を作ってくれましたのでそちらも是非に!

どちらも3月29日締切予定だよ~でも私の場合予定は未定だよ~~票数少ないとさみし~から参加してね~~

追記:どちらも期間延長して4月5日までとなっています。是非参加してください!

さて閑話休題。NEVERLANDレビューに移っていきましょうか。

 

~The Entrance~

もうね、オケが最高。めちゃくちゃ某千葉のネズミ帝国。とんでもないエントランス感。千葉のネズミ帝国に入るのには1日で6000円?とかするのに、なんとNEVERLANDは通常版なら3000円で半永久的に千葉のネズミ帝国感を味わえる!わあ!なんてお得なんでしょう!!いやまあ千葉のネズミ帝国を引き合いに出すのちょっとあれだけどな。どちらもまた違った良さがあって私は好きです。

そうそう、発売前に曲の方NEVERLANDで「ミスターインポッシボ~」って歌ってるのを聞いて「いや誰だよ」って思ってたんですけど、案内人だったんですね。通して聞くとわかるんですけど案内人の案内がとってもすばらしい。後述しますけども、この案内人さんめちゃくちゃ有能なんですよ。NEVERLANDに誘い、NEVERLANDに引き戻し、NEVERLANDから優しく見送ってくれて、さらにまたNEVERLANDに来るために必要な「鍵」についても教えてくれる。至れり尽くせりすぎる!!!

 

~NEVERLAND~

これ自担に言われて気付いた*1から言うかめちゃくちゃ迷ったんですけど、NEVERLANDの始まりって確かにドアをノックする音に聞こえるんですね~。その後の渋谷さんみたいな声に引っ張られてたのでそこガン無視してネイティブアメリカンみたい~!とか騒いでた。めっちゃごめん。

The Entranceで「一緒に扉を開けましょう」って言われた後のNEVERLANDのイントロが扉を叩く音ってめちゃくちゃ繋がってません?!考えてる!考えて作り込まれてる!!NEWS最高すぎる!!NEWSを好きになれてよかった!!!

あとNEVERLANDの入口って天にあるんですね…でもほかの歌によると風吹いてるからきっと宇宙では無いんだよね……ラピュタかな…………。

あとルビ芸大好き芸人としては「NEVERLAND」に振られるルビが「夢」なのがもう滾る。全身の血が滾る。最高すぎて息ができない。

 

~アン・ドゥ・トロワ~

なんだか優しく手を差し伸べてくれているような感じがするのは私だけでしょうか。雰囲気が柔らかいというか。なんだろう、ダンブルドアがロンに遺したの火消しライターの火を外に出した時ような情景が浮かびます。紺バックに浮かぶたくさんのオレンジの光って感じ。

そんな中で1番の加藤さんパートの「一夜」を「いちや」ではなくて「ひとよ」と読ませるセンスが本当に好きです…「ひとよ」と「いちや」だと印象全然違いますよね、語彙力不足故に言語化できないけど。絞り出した語彙で何となく雰囲気だけ伝えるならば、曲調と相まってこ爽やかさと柔らかさの中に芯が生まれるとでも言いますか。あとは「いちや」よりも「ひとよ」の方が圧倒的に加藤さんの声質に合う!

まあなんだかんだで、この曲は一言で分類すれば爽やかソングなんですけど、これって歌詞をよく見るとめちゃくちゃワンチャンソングなんですよね。タイプN(渚のお姉サマー)です。最初の手を差し伸べてくれる感じと合わせちゃうと、ワンチャンへ手を差し伸べてくれることになります。要は女の子ほだしてワンチャンヤッホー!ってことですね。やだ、私もほだされたい。話が逸れてる。

あとは、落ちサビ前にフェイク入れてる増田さんと、「月の夜を渡るようなステップで」という歌詞が好きです!加藤さんがファルセットで歌う「アン・ドゥ・トロワ!」は言わずもがな!!

 

~EMMA~

いやーーーEMMAですね!あんなにハードボイルドなイメージが強いEMMAなのにアルバムの流れで聞くと、アンドゥトロワの彼女をワンチャンしようとしてるようにも聞こえる……私の心が不純だ……この思考に囚われると、ずっと「銃口まで2cm」の意だと思っていた「サヨナラまで2cm」が「ホテルのチェックアウトまであと2時間」に聞こえるようになるから不思議ですね(ならねえよ)。この呪いにかかってしまった人はごめんね☆ EMMAの曲自体に関しては以前えげつない熱量で記事にしてるので割愛~

 http://aoharu8.hatenablog.com/entry/2017/02/08/204423

 

 ~7 elements~

めちゃくちゃコントローラー又はゲーム機を握りたい!!!PSPでもWiiでもファミコンでもDSでもなんならスマホでもいいからゲームしたい!!!これはチュートリアルだ!!!普段ソシャゲのチュートリアルは飛ばすためにあると思ってるけどこのチュートリアルは全力で聞くよ!!!!よっしゃ私は炎の戦士になるから誰か魔法で回復よろしくな!!!!たぶん炎は光と相性がいいから誰か光選んだ人もパーティー組もうぜ!!!!

……ってやりたいんですけどゲーム版NEVERLAND発売いつですか?ていうか「踊」って「よう」って読むんですね。そこに驚いた。

個人的に7 elementsはEMMAというシングルで既に作り上げられていた「EMMAの世界」に引っ張られてしまった私たちを「NEVERLANDの世界」に引き戻すための大きな役割を果たしているんだろうな~って思いました。後のNEVERLAND Cast Membersもしかり。よきかな~

 

~Brightest~

音数が多い!たのしい!全体的に細かい装飾音とかが散りばめられてて、キラキラチカチカしてるネオン街みたいな感じ!打ち込みならではのカチカチ音がめちゃくちゃ合ってる。

2番Aメロの言葉数も多いし後ろのドラムの音も多いところが特に好き。全体的に歌がずっと平坦なのに、ドラムの有無で曲としての波を作っている感じがこの曲には合っていて好き。

打ち込みでもこういうのかあんまり良くわかってないのですが、バスドラでメインの流れを作っている所にスネアが入ってきてサビの盛り上がりが出来るところめちゃくちゃすき!入り始める時の増田さんの声もめちゃくちゃすき!

2番ではサビのワンフレーズ目ではドラムが抜けてNEWSの声を存分に楽しめるところとか、落ちサビ前の手越さんのところではスネアだけが入ってくるところとかもう最高すぎて!あと加藤さんの「君は僕のBaby」でブレイクになるのがまた……!よい!!!あとは落ちサビの手越さんのフェイクがね!!手越さんのフェイクって打ち込みとめちゃくちゃ合う!!!声質かな?とりあえずそこでフェイク入れてくださってありがとうございます!ハム贈らせてください!!

話は逸れるんですけど、この曲だけ紙に書いたメモが「ここが好き」「とてもよい」「至高」のオンパレード(というかむしろそれ以外の語尾が見つからなかった)でした。他は「ワンチャンだーー!」とか「目が潰れる」とかめちゃくちゃ茶々入れしてるのに…好きなのがよく伝わってくる。このアルバム内で一二を争うほど好きです。ずっと頭に残るこの感じ…コンサートでは間奏はダンスかなと踏んでるんですけど、お願いだから小手先だけでちょこちょこと踊るような細かいダンスをしてください!少しラフな感じがいい!

 

~Silent Love~

歌いだしの加藤さん至高!ていうかサビの上ハモ加藤さんですか!?めちゃくちゃ綺麗!あと曲の組み立て方的にひとりひとりのソロパートが長くてなんかワクワクします。同じ打ち込みだけどBrightestとは全く違う打ち込み。

あとこの曲は増田さんのラップを語らないわけにはいかない!まず増田さんの湿っぽい色気ムンムンの声がサビのフェイクでいるってだけで背筋ゾクゾクなのに、あんなに長いラップパートがあるなんて!増田担生きてる……?大丈夫……?コンサートで聞いたら生きては戻れなさそう……。個人的には「2人のtime」の「ふたりの」の「arino」辺りがめちゃくちゃ好きです。細かい。

ていうか永遠の謎なんですけど、なんで増田さんはラップはこんなにかっこよくできるのに普通のスピードで普通に話してる時に噛むの…?

 

~恋を知らない君へ~

眩しい!めちゃくちゃ眩しい!このアルバムのメインカラーはかなり深めの紺とか黒かなって思ってるのに、この曲だけ「抜けるような青」って言葉がめちゃくちゃ似合う。Silent Loveとは背中合わせ系シンメかな……。

 

~NEVERLAND Cast Members~

「司る」「操る」「奏でる」「生みだす」って全員動詞が違うのがめちゃくちゃすき!その中で「奏でる」を担当する自担最高では……?

「動力」ではモーター、「時空」では時計、「言葉」ではタイプライター、「美観」では花火と子供の歓声と思しき音が後ろで流れる芸の細かさですよ!最高ですね…ていうか子供の前に出て「スペクタキュラー=見世物」を「生みだす」増田さんめちゃくちゃ好きじゃないですか…最高……きっと増田さんが生みだす「スペクタキュラー」には、「見世物」と「壮大な」の両方がかかってるんでしょうね……よい……コンサートが楽しみ……

前述の通りこれもNEVERLANDの世界へ引き戻すための役割を担っているんだろうな、なんて。

 

~ミステリア~

前に進んでいるように見えて決して自由ではない感じが、杭につながれた家畜がグルグル同じところを回り続ける画を思い起こさせました。ていうか「地下室」って書いて「ジブン」って読むのオタク好きでしょ!私知ってるよ!!

個人的に「流れるサクラ」と「零れるサクラ」という言い回しが好きです。基本的に桜に畏怖の念を抱いている私なので、この歌詞を聞いて同じ系統の匂いを感じた……狂ったように泣いているサクラの影……狂気ですね……

「Mr.モンスター=アイツ=俺の化身=ジブン=狂気の化身」な関係性なのかな……?「地下室(読み:ジブン)」の奥の方にはモンスターが潜んでいる……あーー楽しい!

 

~BLACK FIRE~

なんで戦闘系アニメOPじゃないんですか!!!!タイアップどこ!?!これは今世紀最大の謎です!!

曲の話をすると、歌いだしの手越さんがめちゃくちゃ澄んでいるのに力強い歌声で歌うのが良いですね…。その後の加藤さんも!とても!よい!あとはDream&Realの時のブレイクがとても好きです。これは打ち込みじゃないのも曲の生々しさがよく出てる気がします。

個人的にはとても普通じゃない手越さんが「カナリフツウジャナイ」って歌うのの「お前が言うか」感が好きです。

勢いに負けて歌詞カードを見ないと歌詞が入ってこない曲ナンバーワン!

 

~ORIHIME~

直前間であった少年ジャンプ原作アニメオープニング感はどこへやら、急にマーガレット原作の実写映画エンディング感が漂うこの曲。にしてもこの曲めちゃくちゃ未練タラタラだからきっと前編後編になってるんでしょうね。これは前編の「えぇーーーー?!?彼女が失踪したーーー!?!!?」、又は「えっ!?!??!彼女死んじゃったじゃん!??!??!?」の時のエンディングです。後編のエンディングは流れ星。後編は、失踪した又は死んだ彼女への気持ちに折り合いをつけていくストーリーかな。ORIHIMEと流れ星の関連に関してはTwitterでダラダラ話してたのでお時間のある時にでもこちらへ……

 

~流れ星~

歌い出しの加藤さんが「あどけない希望」を「連れて」いるのがーーー!すきですーー!!過去の自分が精神的に幼かったと認めつつも大切にしているのかな、なんて思える歌詞と歌い方がよいですね…。

私はORIHIMEと流れ星は同一世界の時間軸を少しズラした同一主人公の話だと思ってるんです。時間軸的にはORIHIME→流れ星。なのでORIHIMEで「流れ星のような君」と歌った加藤さんが流れ星の歌いだしなのにちょっと楽しくなっています。それもあって私の中でORIHIMEと流れ星は加藤さんの曲、みたいなイメージがある。

「もういいかい?」とORIHIMEで空に向かって問いかけていた主人公が、流れ星では「もう行こう」と言い聞かせて前に進む決心をしているのがグッとくる……(ここまでもここからも全て想像)

しかも流れ星の中でも主人公は少しずつ成長してると思うんです。「奇跡だろうが信じている」の「奇跡」は、ORIHIMEの「期待してしまうんだ 出会った日の奇跡のように」の「奇跡」。だから「奇跡だろうが信じている」「君と出会えたのは奇跡だったんだけど、また同じように奇跡が起きることを信じている」という意味かなと。しかし2番では「奇跡じゃないと信じている」になる。これは「君と出会えたのは奇跡なんかじゃないからまた同じことが起こせると信じている」みたいな。また1つ強くなって前に踏み出そうとする主人公の今を描いている感じ。

「今」といえば、流れ星って時制から明確に時の流れを感じられるんですよね。1番は過去パート、2番とサビは現在パート、落ちサビ前は未来を見据えるパートかな。落ちサビは流れ星が空を渡り始めた頃=夢が叶い始めた頃なのかな~。きっと流れ星においての「僕らの夢」は、ORIHIMEの「今日はどんな話 2人でしようか」の「2人の話」であり、「消えない約束」なのかな~。この感じから察してくれると思うけど、私はORIHIMEの彼女は死んでしまった説を推すよ~

ここまでぜんぶ想像だよ~

ちなみにBrightestと私の中の一二を争っていたのはこの曲

 

~The Grand Final~

次回NEVERLANDに来るための鍵が何たるかを教えてくれるNEWS!!その鍵がめちゃくちゃ最高じゃないですか!!!ありがとう!!!!その鍵、できる限り持ち続けるよ!!!!

 

~U R not Alone~

すごい!めちゃくちゃエンドロールだ!テーマパークだと思ってたけどもしかしたらNEVERLANDは映画だったのかとしれない。

ペアは変えずにAメロとBメロで主メロとオクターブ下が入れ替わってるのがとても好きで、同じくペアは変えずに1番はハモりで2番はユニゾンにしてるのがとても好き!

私は昔GReeeeNさんも好きでよく聞いていたのですが、この低音の入れ方がめちゃくちゃGReeeeNさんですきです。

増田さんが言ってたとおり、歌詞でめちゃくちゃ泣くので外では聞けない

 

~To Be Continued~

楽しみです!!!!

 

 

ということでアルバムNEVERLANDレビューでした!つかれた!BrightestとORIHIMEと流れ星のあとのレビューの薄さからそこで力を使い果たしたのが見えますね。この3曲が特に私のお気に入りです。

NEWSさんのコンセプトの作り上げ方には毎度毎度脱帽なのですが、今回の気合いの入れようが本当にすごいなって。The EntranceからTo Be Continuedまでが一つの美しい物語みたい。どうしても私の中ではTo Be Continuedまでで世界が完結するのでソロ曲はまた別で書ければな~なんて思っています。別に疲れきったから諦めたとかじゃないよ。

最後になってしまいましたが、ろじこさん、今年も素敵なお題をありがとうございました!とても楽しかったです!!

やっとこれでシゲクラライナーノーツといろんな人のレビューが読める!!

*1:ボーッとシゲクラ読んでたら感想書くまではと避けていたライナーノーツに被弾した。そこからは断じて読んでないよ!!!